話し上手とそうじゃない人の違い
コミュニケーションが不得意な方の特徴として
「会話が苦手」と考えている方も多いことでしょう。
しかし、コミュニケーション能力を向上するためには、
話す能力以外にも「聞く能力」の方が重要になります。
今回は、コミュニケーション能力を向上ために大事な
聞き上手になるための方法について説明していきたいと思います。
①コミュニケーション能力の高い人は聞き方が上手
社会生活や職場内で日常的に行なわれている会話などで、
必要不可欠なのが「コミュニケーション能力」です。
良く「話し上手」=「コミュニケーションがうまい人」
だと殆どの方は思っているのではないでしょうか。
例えば、話し上手な人が一人だけ一方的にしゃべった場合
相手はどの様に思うでしょうか?
当然一方は聞き役で会話にならないばかりか
嫌に感じることもあります。
話し上手が必ずしもコミュニケーション能力が高いという訳ではないのです。
むしろ聞き上手が大事でしょう。
聞く方は、日頃日常から心掛けることで
簡単に習得ことができます。
②聞き方上手のテクニック
・会話がしやすい雰囲気作りのため笑顔で場を和ませる。
・相手の話を最後まで良く聞いて客観的に観察する。
・相手が話している時は口を挟まない。
・会話の途中に頷きや相槌を打つ。
・出来るだけ相手の目を見て話をする。
③私の経験談から
私は、決してコミュニケーション能力には自信がある方ではないのですが、
相談員をしていたときの仕事を通しての
コミュニケーションについての経験談を紹介したいと思います。
私は以前介護施設をまわり、高齢者の不満や
苦情を聞く相談業務の仕事をしたことがあります。
初対面のお年寄りと話した時は緊張したものです。
それは相手のお年寄りも同じことで
最初は日常的な会話から入って緊張が解れた状態で体調の面
困っていること悩みなどを聞いて慣れてくると、
こちらが質問しなくても向こうから昔の仕事の話や
子供の話、楽しかった思い出話などをしてくれるようになりました。
私はただ、頷き相槌を打って会話が途切れた時だけ話をし、
殆ど聞き役に徹していました。
最初は、黙っていたお年寄りが、
笑顔で「話を聞いてくれてありがとう。また来てくださいね」
と言われた時には、私も嬉しい気持ちになりました。
また、翌月行くと私の顔を見るなり手招きして
最近の出来事を話してくれました。
私は、相手の話を引き出し聞くのが仕事ですので、
殆ど自分の話をしていませんでした。
相談員の仕事を通して学んだ事は、
話し上手でなくてもコミュニケーションがとれる聞き方の
重要性を実感し学んだ経験でした。
④まとめ
コミュニケーションは、人と人が意思の伝達や
情報を共有するためにもなくてはならないものです。
コミュニケーション能力を上げる事で
社内での人間関係も良くなり仕事効率も良くなります。
また、社会生活においても人との繋がりが円滑になるばかりか
交友関係も広がります。
コミュニケーション能力のポイントを抑えて
まずは、聞き方が上手な人になるように心掛けて実践していきましょう。